社会人の学び直しWG トークイベント「若者や女性が活躍するまちへ‐米国の若者が最も住みたいまち・ポートランドから考える‐」開催のご報告

2018年04月10日
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平成30年4月6日(金)新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」において、米国オレゴン州ポートランドより国際コーディネーターの山本弥生氏(PDX Coordinator, LLC代表)をお迎えし、トークイベントを開催しました。おかげさまで自治体、企業、NPO、教育機関などから幅広く、六十名近い方々にお越しいただきました。

 

講演パートでは山本氏より「ポートランドブーム」、「現在のポートランド‐これからの課題」、「ダイバーシティ&インクルージョン」の三部構成でお話いただきました。環境や健やかな暮らしに配慮したまちづくりにより、ここ数年で急激に人口増加したポートランド。近年では物価上昇やジェントリフィケーション(都市部において比較的貧困な層が多く住む中下層地域に、再開発や新産業の発展などの理由で比較的豊かな人々が流入し、地域の経済・社会・住民の構成が変化する都市再編現象)といった変容が起き、課題に直面しています。日本ではポートランドブームに注目が集まっているだけに、会場からは驚きの声があがりました。他方、バブルを経験した日本をふり返ると、それも納得といった表情も見受けられました。

数々の課題に直面するものの、ポートランドには健やかな暮らしを求めてクリエイティブ・クラス(新しいアイディアを創造する労働者、デザイナーなど)が流入し、街のブランディングや社会的課題の解決に取り組む原動力になっています。「新潟はそのような人たちを惹きつける十分な要素を持っている。」山本氏からはそれを促進するために人々が「物事を一方向から見ず、多方面(ダイバース)から見ること」、「表現力を磨きアウトプットすること」、「リーダーシップをコレクティブ・ジーニアス(様々な才能の集合)へと変えること」というご提案をいただきました。

後半はポートランド現地調査を行った長尾准教授(新潟大学技術経営研究科・工学部)も登壇し、対談形式でポートランドにおける若者や女性の活躍、それを支える大学、企業、公設機関の取り組みについて情報共有がなされました。トークイベントの終わりに、アメリカ式くじ引きによりポートランド土産がふるまわれました。

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まだまだダイバーシティやインクルージョンに対して、十分な認識が形成されていない日本において、数歩先をいくポートランドの取り組みは、自らをかえりみるよき思考の材料となりました。今回のトークイベントは「新潟ならでは」の地域の魅力づくり、ダイバーシティのあり方、それぞれを認めながら一体感をつくる社会や組織のあり方を考えるきっかけとなったことと思います。このことは、COC+事業の目的でもある「魅力的な就業先の創出」にもつながり、多くの皆様に知識を学び直していただくことができました。今回もたらされた「知」が活用され、新潟の魅力がさらに高まることを期待しております。

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